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UDRPがICANNの協議のテーブルに戻って来ました-準備はいいですか?!

※Winston & Strawn LLPに掲載された記事です。
http://www.winston.com/en/winston-domains/the-udrp-is-back-on-the-negotiation-table-at-icann-are-you-ready.html


本日*1アイルランドのダブリンで開かれたICANNミーティングにおいて、すべてのgTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)のすべての権利保護機構に関する問題の再検討会議がICANN主催で開催されました。

同会議においてICANNの環境における最も古い権利紛争解決システム、UDRP(Uniform Domain Name Dispute Resolution Policy、統一ドメインネーム紛争処理方針)についても見直しがなされました。UDRPはすべてのgTLDに対応する紛争解決の仲裁制度です。パネリストはドメインネームの変更、取り消しを指示する権限、権利主張の拒絶判断、権利主張に悪意がないのか、リバース・ドメインネーム・ハイジャッキングの意図はないのかを審議する権限を、UDRPから付与されています。毎年、UDRPに何千件もの苦情が提出され、2つの主要な機関よって聴聞されます。米国のForum(旧National Arbitration Forum、全米仲裁協議会)WIPO(World Intellectual Property Organization、世界知的所有権機関)です。

UDRPの改正の会議にはドメイナーコミュニティの代表者も参加し改革を訴え、UDRPの紛争代表者は、注意を促す形でこの14年以上UDRPがトラブル予測性、安定性を強化してきたことについて述べました。

会議で明らかになったのは、UDRPの改正と、新gTLDに対する権利保護システムに対する強い希望を持つも人がICANNの内部にいるということです。

UDRPは、商標権利者が裁判所の救済を待たずにサイバースクワッティングに対処するためにプレッシャーを与える非常に重要な役割を果たしてきました。商標登録前に登録されていたドメインネームが、商標権の成立後に悪用されていた等というケースにおいて、商標権者に救済を与えるなどのポジティブな効果がUDRPの改正に期待できます。その一方で商標権者が注意しなければならない改正もあると見られます。商標業界は、ICANNミーティングに直接参加するか、またはICANNミーティングへの参加経験のある法律家を通じて状況把握する必要があります。

新しい情報が入り次第、またICANNダブリンミーティングで論議されている重要な問題についてもお伝えしていきます。

UDRPについての議論の詳細はMcGrady on Domain Names § 2.100(出版:LexisNexis) をご参照ください。
 
*1:  この記事は2015年10月21日に発行されたものです。



*英語はこちら→ The UDRP Is Back on the Negotiation Table at ICANN – Are You Ready?
*韓国語はこちら→ ICANN 미팅에서 UDRP에 대해 재검토
 
 
Paul-D.-McGradyポールD. マグレディ (Paul D. McGrady)
パートナー、商標・ドメインネーム・ブランド運用の責任者
ウィンストン&ストロウン法律事務所シカゴオフィス

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